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【テレビ&YouTube】なぜ大阪は“喫茶店王国”なのか?英國屋がテレビで語る秘話!

【メディア掲載】英國屋がテレビ大阪の特集番組に登場!

いつもカフェ英國屋をご利用いただき、誠にありがとうございます。この度、テレビ大阪の経済報道番組『やさしいニュース』で当店が取り上げられましたのでお知らせいたします。3月4日に放送されました。

カフェ英國屋の外観

▲ 番組で紹介されたカフェ英國屋の外観

日経新聞との連動企画

今回の特集は、2025年3月3日(月)の日本経済新聞・夕刊に掲載された「喫茶店数、都道府県別で首位の大阪府 なぜ多い?」という記事と連動した企画です。

2021年の経済センサスによると、大阪府の喫茶店数は6,758店で、「喫茶店王国」といわれる2位の愛知(6,171店)、3位の東京(4,121店)を上回り、全国(58,669店)の1割強を占めています。

特徴の一つは個人経営の多さです。東京などではチェーン店が5割を超えるのに対し、大阪では個人経営が8割を占めています。この番組では、なぜ大阪に喫茶店が多いのかを掘り下げています。

YouTube動画を公開中

大阪喫茶店の歴史

番組では、大阪の喫茶店文化の歴史的背景にも触れています。1937年(昭和12年)頃から大阪でコーヒー商工組合が組織され、戦前から喫茶文化が根付いていたことが紹介されました。

戦前のコーヒー市場の中心は大阪にあり、喫茶専門学校も関西に多く存在していたという興味深い歴史が明らかにされています。

英國屋の歴史とこだわり

英國屋は1961年に大阪ミナミで1号店「ミカド」をオープン。当時、男性向けの喫茶店が主流だった中で、「女性が気軽に訪れられる喫茶店」をコンセプトにしたことで注目を集めました。

1975年には、ゴージャスなインテリアを取り入れた高級喫茶店スタイルを確立し、現在の「英國屋ブランド」が誕生しました。

英國屋の店内

荻原社長インタビュー

番組では荻原社長が大阪府喫茶飲食生活衛生同業組合の理事長としても紹介され、以下のトピックについて語られました:

なぜ大阪は喫茶店の数が多いのか?

「大阪は昔から『阪神間モダニズム』という文化があり、西洋文化を取り入れる土壌がありました。また、人と人とのつながりを大切にする気質も、喫茶店文化の発展に大きく貢献しています。」

なぜ大阪人は喫茶店が好きなのか?

「女性の社会進出が進む時代に、女性がくつろげる喫茶店を作りたかった。大阪人は会話が好きで、コミュニケーションの場として喫茶店を利用してきた歴史があります。また、『安くておいしい』という大阪の食文化と、個人経営店ならではの個性が大阪人の気質に合っているのでしょう。」

喫茶店の未来への課題、展望

「1981年をピークに喫茶店の数は減少していますが、最大の課題は『継ぎ手』です。伝統を守りながらも、現代のニーズに合わせた進化が必要です。大阪の喫茶店文化は単なるカフェではなく、人と人をつなぐ場。その価値を次世代に伝えていくことが我々の使命だと考えています。」

— 荻原 奨 社長(三和実業・大阪府喫茶飲食生活衛生同業組合 理事長)

三和実業について

番組では、英國屋を展開する三和実業についても紹介されました。弊社は現在約40店舗を運営し、難波の「Café Street」に本社を構えています。大阪の喫茶店文化を守り発展させる中心的な企業として、その取り組みを評価していただいています。

英國屋の名物メニュー「ワッフル」

当店の人気メニュー「ワッフル」は、女性客を意識した華やかな見た目と上品な甘さが特徴。特に「ストロベリーワッフル」は、多くの方に愛されています。

英國屋のワッフル

▲ 人気のワッフルメニュー

視聴者からの反応

放送後、YouTube上では多くの反響がありました。「昭和レトロな喫茶店の雰囲気が懐かしい」「チェーン店ばかりの中で個人経営店が残っているのはすごい」「大阪の喫茶店文化を守り続けてほしい」など、温かいコメントが寄せられています。

※現在の視聴回数:32,619回、高評価数:500+

おわりに

今回のテレビ取材を通じて、大阪の喫茶店文化の豊かさと奥深さを改めて実感しました。英國屋としても、この文化を守り継承していくことの重要性を強く感じています。

これからも大阪の喫茶店文化を代表する店舗として、皆様に愛される空間とサービスを提供してまいります。今後とも英國屋をどうぞよろしくお願いいたします。